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家庭学習によく利用される通信教育と市販ドリル。お子さんにとって、通信教育と市販ドリルのどちらがいいのか悩んでいる親御さんもいると思います。
通信教育と市販ドリルは一歩間違うと、お子さんが勉強嫌いになる可能性もあるため、選び方とタイミングは超重要です。
このページでは小学生の通信教育と市販ドリルの特徴や違いについてお伝えします。
小学生の通信教育と市販ドリルの違いを徹底比較
通信教育と市販ドリルの特徴や違いを項目ごとに比較
まずは通信教育と市販教ドリルの特徴や違いを項目ごとに比較してみましょう。
通信教育と市販ドリルの比較表
通信教育 | 市販ドリル | |
受講スタイル | 学年単位 | 単元単位 |
受講ペース | マンスリー | スポット |
費用 | 高い・固定 | 安い・変動 |
学習の継続性 | ある | ない |
教材のレベル | 自分で決められない | 自分で決められる |
教科書準拠度 | 高い | 低い |
親のサポート | しやすい | しにくい |
通信教育と市販ドリルの受講スタイル
通信教育では各学年ごとに通年スタイルでの受講になるのが一般的。それに対し市販ドリルでは、単元ごとに演習問題に取り組めます。
例えば、算数なら分数や図形、計算力を伸ばしたいとき、英語なら文法をしっかり身につけてもらいたいなど。
伸ばしたい単元が明確な場合は、スポット的に勉強できる市販ドリルが役立ちます。
逆に通信教育は学年ごとに通年で学ぶスタイルなので、単元の前後や先々へのつながりを意識して体系的に学ぶことができます。
ただ近年は通信教育のトレンドも先取り学習で単元ごとの学習ができる教材も増えてきました。
市販教材は演習量を増やす目的としては今後も残ると思いますが、先取り学習の分野でも通信教育の領域が広がっています。
通信教育と市販ドリルの受講ペース
紙教材やタブレット教材にかかわらず、多くの通信教育では、月に1回のペースで学習内容が更新されます。
そのため毎月一定のペースで自宅学習が進み、学習項目を全てクリアすることが求められます。
いっぽう市販ドリルは単元に特化したものを、お子さんのペースで、お子さんがわかるまで集中的に学習できます。課題さえクリアすれば、ドリルを全てクリアする必要もありません。
ただ市販ドリルは学習できる量に限りがあるため、お子さんのペースが速い場合には物足りなさを感じてしまうデメリットもあります。
例えば、うんこドリルは累計発行部数1000万部を超える人気の市販ドリルですが、学習量として50~60ページ程度。学習ペースの速いお子さんにとっては、終わりがすぐに見えてしまいます。
しかし、うんこドリルの学習アプリであるうんこゼミは、ほぼ無尽蔵にたくさん演習問題を繰り返すことができるので、学習ペースが速いお子さんでもしっかり取り組めます。
うんこゼミは通信教育と市販ドリルの中間地点にあるような学習アプリ。
堅苦しい勉強が苦手なお子さんでもマイペースで取り組めるので、通信教育と市販ドリルで迷ってるなら、検討してみる価値のある学習アプリだと思います。
通信教育と市販ドリルの費用
小学生向けの通信教育の料金はざっくり3,000円前後、安い通信教材で2,000円ほど。
年払いとして一括で支払えばにすれば安くなるところもありますが、基本的には月謝として毎月の支払いが発生します。
小学生向けの市販ドリルの料金はざっくり1,000円前後、高いドリルでも2,000円くらいで収まります。必要なタイミングに必要な数を購入すればいいので、通信教育のような固定費にはなりません。
ココがポイント
通信教育は費用面では高くて固定的になるのに対し、市販ドリルは安くて変動的になります。
通信教育と市販ドリルの学習の継続性
学習の継続性に関しては、タブレットや添削などで双方向感のある通信教育のほうが高いと言えます。
特にタブレット教材として人気が双璧するスマイルゼミとチャレンジタッチは、ログインさえすれば「今日何を勉強すればいいか」がすぐにわかるため、勉強前の集中できない時間をつくらない仕組みになっています。
通信教育の課題であった単元ごとの学習もスマイルゼミならコアトレ、チャレンジタッチならAI国語算数トレーニングで無学年学習がおこなえるようになりました。
スマイルゼミやチャレンジタッチなどのタブレット教材は、毎日の学習習慣をつけるという意味でもおすすめです。
逆に単元学習が基本となる市販ドリルで勉強する場合、お子さんに自学自習の習慣化を求めないことが大切です。
市販ドリルは毎月の固定費もかからず、費用的にも安く収まりますが、あくまでもスポット教材。自宅での学習習慣をつけるには不向きです。
通信教育と市販ドリルの教材の難易度
市販ドリルは単元ごとに難易度の高低を決められる柔軟性があります。
逆に通信教育は通年でパッケージ化されているため、お子さんにマッチしたレベルの教材かを見極めるのが難しいのが特徴です。
試しに何か通信教育を始めるにしても、契約期間の縛りがあると、すぐにはやめられない点もネックになりますよね。
市販ドリルは試しに買ってみてレベルを確かめることも気軽におこなえます。
しかし、通信教育を検討するなら資料請求や無料体験期間などを利用して、教材レベルを確かめてから始めるほうが賢明です。
通信教育と市販ドリルの教科書準拠度
小学校の教科書に準拠した教材で勉強するなら、学年ごとの課題が通年で体系的にまとまっている通信教育を選ぶのが最適。
ココがポイント
通信教育は内容だけではなく、進み方やペースも教科書に近いのが特徴。
授業で習ったことを復習するとき、宿題のあとの10分~20分の勉強に通信教育はおすすめです。
逆に算数の計算問題など、特定単元の演習問題をたくさんこなすのが目的なら市販ドリルが最適。
例えば、割り算の計算問題でも、3桁4桁の割り算と少数・分数の割り算は習った学年が違いますよね。でも市販教材なら学年を超えて、ひとつの単元をまとめて勉強することができます。
教科書に沿った教材だから良い、教科書に沿ってないから悪いというわけではなく、通信教育も市販ドリルも学習の目的とお子さんとの相性が大切です。
通信教育と市販ドリルの親のサポート
それぞれにメリットとデメリットのある通信教育と市販ドリルですが、親のサポートが大変なのは市販ドリルのほう。
特に自宅での学習習慣がないお子さんの場合、机に向かわせるまでにひと山。見守りや答え合わせなど、親がさんが付き添う時間が多く必要になります。
もちろん通信教育も紙教材なら、市販ドリルと同様のプロセスになります。
またタブレット教材には自動丸付け機能もあるので、答え合わせに親御さんの時間が取られることもありません。
小学生の通信教育と市販ドリルのまとめ
小学生の通信教育と市販ドリル、特徴や違いについてケースバイケースでまとめておきます。
通信教育がおすすめのケース
- 単元ごとのつながりを大切にして体系的に学んでほしい場合
- 自学自習の習慣を身につけてほしい場合
- 親御さんのサポート負担を少なくしたい場合
市販ドリルがおすすめのケース
- 特定単元の演習問題をたくさんこなしたい場合
- 教材レベルを自分たちで決めて学習したい場合
- 固定費をかけず必要に応じて学習したい場合
小学生の通信教育と市販ドリルの違いや特徴をまとめると、以上が結論となります。
学習指導の経験がない親御さんが体系立てて教えるのは案外難しいもの。
ココがおすすめ
小学生の通信教育は「学年ごとの学習」が体系的に整理されているため、親御さんがサポートしやすいのがメリット。
教材の難易度に不安を感じる親御さんでも、小学生の通信教育は必要最低限のレベルが担保されているので安心です。
逆に通信教育のデメリットはお子さんの勉強を見るとつい口出ししてしまう、お子さんの勉強を見ると親子げんかになりがちなところなど。
通信教育のメリットとデメリットも考慮して、市販教材もうまく活用できるようにすると、家庭学習の効率も良くなるのではないでしょうか。
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